予防医療とウェルビーイング

私たちは、予防医療（Preventive Healthcare）を、ウェルビーイングの実現に不可欠な基盤と捉えています。

私たちにとって予防とは、“病気にならない”こと自体が目的ではなく、毎日の生活の中で心身に余白をもつための選択です。

デザインの視点から言えば、予防医療は「診断や治療の前」に始まっています。

ユーザーが意識しなくても自然に“予防的な行動”を選びたくなる──そんなUX設計や、行動の習慣化を促す設計が、私たちの挑戦領域です。ナッジのように行動科学的アプローチを取り入れながら、「楽しい」「心地よい」から自然と続けたくなる体験設計を重視しています。

とくに重視しているのは、“知った”だけで終わらず、行動が変わる設計です。

一人ひとりが日常生活の中で少しずつでも変化できるよう、デザインを通じて後押ししていくことが、nae Inc.の役割だと考えています。

予防医療は、私たちにとって“特別なアプローチ”ではなく、ウェルビーイングの暮らしにあたりまえに組み込まれるべきものです。

身体の健康だけでなく、心に余裕を持てること、人と支え合える社会関係を築けること。そうした複合的な視点を大切にしながら、予防の先にある「健やかさ」をデザインしています。

今後は、治療機器メーカーやトレーニング・アクティビティ関連の企業と連携し、行動変容や未病の段階に働きかける製品・サービスの共創を進めていきたいと考えています。